プロ厳選!東京タイプ別おすすめパーソナルジム 選び方と4つのポイント
この記事では、現役パーソナルトレーナーが、それぞれのタイプにあった東京都内のおすすめの大手 […]
トレーナーがパーソナルジム・ダイエットジムを徹底解説
パーソナルジム、プライベートジム、ダイエットジム、マイクロジム、フィットネスジム、ブティックジムなど呼び名は様々ですが、通おうと思っているけど選び方が良く分からない人のために、自分に合った賢いジムの選び方について、お話していこうと思います。私自身、米国の大学で運動機能学を学び、日本でプロスポーツチームのコーチを経て、現在トレーニングジムの経営をしています。多くの皆さんにとって有意義になるよう分かりやすく解説してみたいと思います。
トレーニングジムに通っている人、もしくはこれから通おうと思っている人にとってジムに通う理由、目的は下記のいずれかに当てはまるのではないかと私は考えます。
この記事では、これらの目的を「短期的に達成」したいのか、もしくは「中長期的に達成」したいのかで分けて説明していきます。まず簡単にそれらの本質的な特徴を確認しましょう。
とにかく早く目標に到達できること。何年もかけて厳しいトレーニングを続けるのはつらいけど、でも何とかして思い通りに体型を手に入れたい!そのためには2~3ヶ月なら何とかやり切れる。と考える方はこちらの部類でしょう。忙しい現代社会においては、そのような考えを持つ方の方が多い方と思います。
唯一の問題は、自分自身がその変化の速度に心身ともについていけず、リバウンドや問題再発の可能性が比較的高いことでしょう。やはり急に良くなったものは急に元に戻る可能性を秘めています。これをいかに回避するかがパーソナルジムの腕の見せ所でもあります。
中長期で取り組むメリットは自らの体と知識の両方の面で健康管理能力が発達することで着実に目標達成の可能性が上がることです。また、問題解決、悩みの解消がされたあとでも再発の可能性が低くなることも大きなメリットといえるでしょう。
デメリットは、当然、目標達成、問題解決に時間がかかることです。
アスリートだろうとノンアスリートだろうと、学生だろうと主婦だろうとシニアだろうと、健康管理は一生続くものです。本来であれば短期的な変化に一喜一憂しすぎずに、一つ先を見据えながら日々の健康管理を真剣に取り組んで行く必要があります。
しかし、現代の様々な取り巻く環境によって短期的に目標を達成したい、また「しなければならない」という人も数多くいると思います。パーソナルトレーニングとは、まさに現代のこのようなニーズをとらえた、ある種の錬金術のようなものといえるでしょう。
以上のことを理解したうえで、どのような基準でパーソナルジム・プライベートジム・ダイエットジムを選べばいいのかについて考えていきたいと思います。
ではここから具体的に自分に合った賢い選び方とは何なのかをお話します。短期的なタイプからまいりましょう。
この4か月で体重を15キロ落としたい、落とさなければいけない。もしくは体脂肪率を3ヶ月で8%落とさなければいけない、などの理由が考えられると思います。
専門家のモニターのもと、リスク管理をしたうえで行うのが一番効率的で安全かと思います。我流で数ヶ月がむしゃらに頑張って運動をし、結果、膝を慢性的に痛めてしまい、以来あまり運動をしたくなくなり、結局は不健康なライフスタイルに落ち着いてしまったというようなケースを何度も見ています。
そうならないためにも、短期間で美しい体を得たい、ダイエットしたいという方は、下記の4つの項目がしっかりしているパーソナルジム・プライベートジム・ダイエットジムを選ぶ必要があります。
短期的なダイエットで最も懸念すべきは「リバウンド」です。もしあなたが気合で1日の摂取カロリーを減らして、2ヶ月で10kg痩せたとしましょう。その場合、ほぼ間違いなくリバウンドが起こります。
リバウンドを起こさないためには、体の筋肉(速筋・遅筋)の割合や、その間に摂取する栄養素などを専門家の指導のもと、リバウンドしにくい体を作り上げる必要があります。また、短期間の指導が終わった後、どういう体のコンディションの時にどのような対処をすべきかあらかじめ知識として持っておく必要があります。
カウンセリングの段階で、自分の夢や目標、この短期間のトレーニングを経てどうなりたいか?を説明した際に、どれだけ具体的に「あなたならどこまで可能か?」を説明してくれるジムは、最終的に決めた目標を達成してくれる可能性が高いでしょう。
短期間に必ず結果を出すためには、このような目的達成に必要な個人それぞれの体型や年齢に合わせたタスクを明確にできるジムに通う必要があります。
最近は目的が達成できなければ、返金保証を行っているジムや、様々なオプションプランを用意しているジムがあります。有名どころのジムの場合料金によるトラブルはまず発生することが少ないですが、小さなジムに通う場合は必ず、書面で料金や規約をもらうようにしましょう。
呼吸の仕方や、背骨と骨盤の使い方についてしっかりとした考え方を持っているジムは、すぐれたジムである可能性が高いと私は考えています。ただし全く違うメソッドで優秀な成果を出しているジムもありますので、呼吸に関する指導がないからと言って悪いとは限りません。
以上の4項目を踏まえて、指導してくれるパーソナルジムを選ぶ必要があります。それらを確かめるためにも、気になるジムを見つけたら、気軽に問い合わせてみるのが一番いいかと思います。最近は、ほとんどのパーソナルジムが無料カウンセリングを行っていますので、出来れば実際に出向いて、カウンセリング等を受け、ジムやトレーナーとの相性をみるのが良いかと思います。
無料カウンセリングがどんなものなのかは、トレーナーに直撃!パーソナルジムの無料カウンセリングは何をしますか?の記事にも気記載しています。
まずはあなたから何を目的としたトレーニングを求めているのかを伝えれば、どのようなプロセスを提案するか、簡単に説明してくれると思います。その答えをあなたが聞いた上で、理にかなっている、または自分に向いていると感じればトライする価値があると私は思います。そのような質問をいくつかしてみて、自分と相性のいいジムを見つけることが大切です。
またジムを選ぶにあたり、チェックしておきたいポイントについて、初めてのパーソナルジム選びでチェックすべき8つのポイントにさらに詳しい情報を記載していますのでこちらも目を通していただけるとより理解が深まるかと思います。
次は中長期的なタイプです。できれば短期的にトレーニングを行った人も、後からでもいいので、こちらのタイプでトレーニングを取り組んでくれたらと思います。中長期間と言っても10年以上ジムに通い続るということでなくて、2年か3年が1つの基準として取り組むことで短期的とはまた違った、体質から体を変えることが可能です。
近年、健康・スポーツ科学の分野では下記のような「脳と体の関係」というトピックについての研究が盛んにおこなわれています。
というように、体だけでなく脳を鍛えることも健康に大きな影響を与えると考えられています。
つまり、今後、身体的なトレーニング(健康管理、健康促進、スポーツ競技力アップ、身体能力アップ)と並行して脳のトレーニングを行うことで、従来の身体的なトレーニングだけよりもより効果の高い成果を得られるのではないかと、考えられています。
論理的思考、情報処理速度、記憶、語彙などの脳の能力が上がると問題解決能力が上がります。それはうたれ強くなることでもあり、目標に到達する能力でもあると思います。
世の中には仕事や勉強、スポーツなど志半ばでやめてしまう人がたくさんいます。そのような経験をしないためには身体的なトレーニングだけではなく脳のトレーニングも必要になるのではないかと私は考えます。
したがって、中長期的なトレーニングでは、身体的なトレーニングとともに、論理的思考力、情報処理速度などの脳のトレーニングを並行して行うことが理想的です。ただし現状そのような指導が受けられるジムはまだ少ないとは思いますが今後は、ますます増えていくかと思われます。
さて、話が少しずれてしまいましたが、中長期的なジムの選び方のとしては、下記のことを基準に判断することができるかと思います。ただし、短期的に目標を達成することに徹しているジムと、中長期的な健康を目的にしたジムは、得意分野が違うため基本的には、別物と考えたほうがいいでしょう。
これは言うまでもないことですが、まず重要なのはコスト面です。ジムによっては、短期の指導後リバウンド対策も含め、安価に継続ができるシステムを用意しているあるジムもあります。自分の財布をジムの料金体系と照らし合わせて決める必要があります。
短期間のトレーニングの場合、少し遠方でも実績の高い効果の出るパーソナルジムに通う人が多い一方、中長期でのトレーニングの場合やはり、継続するために家や勤務地からどれくらいストレスなく通えるかが重要になってきます。主観になってしまいますが、ドアtoドアで30分以内に収めることが望ましいかと思います。
短期的目標であれ中長期目的であれ体を動かすことは非常に良いことだと思いますし、パーソナルトレーニングには自分を変える力があると思います。そのためには「確実に成果をだし、かつ体のメンテナンスにも気をつけてくれる」良いジムを選んで指導を受けることが大事です。
自分でがむしゃらに運動して、何か怪我や疾患が起きてから時間と労力とお金を使うのが良いのか、起こる前に予防対策をするのが良いのか、賢く選んで欲しいです。アスリートもそうですが、トレーニングジムに通うすべての人に自分が65歳を過ぎたときの健康を見据えて楽しく賢く真剣に、健康を取り組んで欲しいと思います。人生残りの余生を寝たきりで過ごさないためにも賢い判断をしていただければと思います。
文章:JD